スカルダンス・マン

すかるだんす・まん

1962年、富山県生まれ。いわゆる自分さがしに人生の大半をついやして、軸がブレまくったすえに、現在はある「組」に拾われ、構成員となっている。組の名は、<負け組>。会社員、倉庫作業員、調査員、チラシ配りなど、職を転々とする。ショーショート投稿ファン。いまは廃刊になった某文芸雑誌に佳作に入ったことが、一度ある。賞罰なし。

 ファミリーのために…… (テーマ篇「創」)


 ほくそ笑む交差点

 (Vol.14)

泥棒は顔と名前を売るわけにはいかない。駅のホームに転落した女を救出しながら、逃げるように姿を消した「おれ」。数日後、盗みを働いた後の決定的な場面で、女と再会を果たす。


 怪盗黒クラゲ

 (Vol.11)

カクテルベースの日本酒=MOTOZAKEとのコラボレーション作品@山形・鶴岡篇。クラゲの展示種数、世界一を誇る水族館。生涯クラゲの絵を描き続けた画家の絵画展が開催されるこの会場に、一人の怪盗が潜入する。


 ダイヤに別れの接吻を

 (Vol.9)

元歯科医師で、腕利きの殺し屋デントが、市を牛耳っていた大立者のモーを始末した。報酬に支払われた二十個のダイヤを狙って、ストリート・ギャングが動き出す。


 ラッキー・ストーカー

 (Vol.8)

アニメキャラのフィギュアを蒐集する聡は、大好きなキャラクターによく似た女の子を電車内で見つける──。フィギュアを愛する男の孤独な恋を、軽やかなタッチで描く。


 タヌキ (Vol.3)


 ネイル

 (Vol.2)

探偵事務所に盗みに入ると、そこに探偵に恨みを持つ派手な女が現れ、泥棒は事務員を装うが──。思わぬ事態に巻き込まれる泥棒を、ユーモアたっぷりに描き出す。


 泥棒まねき猫

 (Vol.1)

空き巣に入った家に次々と幸運が舞い込む、まるで〝まねき猫〟のような泥棒。ならばこの巡り合わせを生かして、自分の妹を幸せにしてやろうと、妹の家に盗みに入る。


 ボタン

 (創刊準備号)

倒産に追い込まれた鈴工場の社長が、従業員のこれからの生活のために行う職業訓練。仕立て屋の「私」は社長に頼まれて、あるものを工場へ届ける。


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