まつもと ひでとも
1976年、大阪市生まれ。実家で経営する一発20円でかめはめ波を打つ仕事を継がずに作家を志す。幼少よりお笑い、漫画、ゲーム、音楽、小説などの娯楽文化に埋もれて育ち、それらをこよなく愛する。書くジャンルに全くこだわらず、独自の作法によって作品世界を切り拓いている。
天に遊ばず
グロテスクと笑いの境界を揺れながら、一見ありふれた日常に築かれる、著者独特のユーモア溢れる世界。ひりひりとした痛みを伴う描写も厭わない、「苦悩にまみれて」積み上げられた渾身の18篇。
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トッテクルマン (テーマ篇「創」)
ひとつ星シェフ
(Vol.16)
ゲーム会社の営業マンである「僕」は、自社製品を売り込むため、ネット通販の評価で他社製品に星一つを付けまくっている。ある日、会社の受付嬢と他社ゲームの話題で盛り上がり、恋の予感にときめく!
壇蜜に会いたい
(Vol.11)
大阪から東京へ、憧れのタレントに会いたい一心で家を出る弟と、彼の無謀な行動に腹を立てつつも、心配して付き添う姉。何のつてもなく途方に暮れる姉弟は、果たして壇蜜に会えるのか?
らっぱの音がきこえる
(Vol.9)
ラッパの音とともにやってくる、立ち飲みホストの屋台。ついふらりと呼び止めてしまった、孤独な独身女性。そのヨクボウに満ちた恋の顛末を、ゆる~い空気感で、お届けします。
セロハンガール
(Vol.7)
今、世界的にも注目されている、お惣菜のパッケージにセロハンテープを貼る技術「CELLOTEQUE」。一流のセロテーパーを目指す、ある一人の女子の怒涛の物語!
いなりは好きですか?〈A〉
(Vol.4)
ビルのエレベーターで出会う男女の物語を、それぞれの視点で描く。毎朝、顔を合わせる彼女に恋している「僕」は、どうにか思いを告げようと、あれこれ思案するのだが──。
いなりは好きですか?〈B〉
(Vol.4)
ビルのエレベーターで出会う男女の物語を、それぞれの視点で描く。〈B〉は女性の物語。毎朝、挨拶してくる男を、「私」はひどく冷静な目で見つめているのだが──。
自転車兄弟
(Vol.3)
“自分の未来なんてどうでもいい”――生きる希望を持てない弟は、兄に誘われるまま自転車屋を始める。目の前のことに没頭するうち、次第に初めての仕事に魅せられていく。
絶対に死なない女
(Vol.2)
「俺」の彼女は、病気だろうと事故だろうと、どんな状況に置かれても死なない女だ。けれども今度ばかりは、かなり厳しい局面に立たされている。大丈夫なのか~?
さよならジゲレンジャー
(Vol.1)
世界征服をもくろむ悪の組織、ショックダー。その東大阪支部に勤務する「私」の前に立ちはだかる、正義の味方ジゲレンジャー。最後の(しょぼい)戦いが、いま始まる!
パパは餡死男
(アンデッドマン)
(創刊準備号)
次々と発見される、体内に詰物をされた異様な死体。日本を震撼させる連続殺人に、警察官のパパが体当たりで挑む。サイコサスペンス? B級ホラー? いや、あのヒーローのパロディ!